先週、シンガポールで開催されたアジア神学協議会(ATA)の総会に出席してきました。今回のテーマは「未来の教会:その神学的応答 The Future Church: A Theological Response」で、次世代に対する神学教育のあり方について議論がなされ、多くのことを学ばされました。

Image by Asia Theological Association
今回フォーカスが当てられたのは、特にミレニアル世代(1980年代はじめから1990年代半ばまでに生まれた世代)です。(1990年代中盤以降に生まれたさらに若いポストミレニアル世代もいますが、今回議論の中心となったのはミレニアル世代でした。)ミレニアル世代はインターネットと共に育った世代であり、スマートフォンやソーシャルメディアが生活の一部になっています。彼らはポストモダニズムの中で産声をあげた最初の世代であり、Leonard Sweetの言うEPIC(Experiential, Participatory, Image-driven, Connected)、つまり体験と参加とイメージとつながりを重んじるポストモダン文化の中に生きています。